ボイスピッキングシステム
Voice picking system
01Purpose
入荷から仕分け、出荷までの
ハンズフリー作業を実現
新規稼働業態への対応に、ボイスピッキングシステムを自社開発。
専用機器を避け、汎用機器(ノートPC・Microsoft標準音声エンジン・無線ラベルプリンタ・充電式ポータブル電源・Bluetoothリングスキャナ・Bluetooth骨伝導ヘッドセット)のみで構築を行い、入荷~仕分け~出荷までのハンズフリー作業を実現。
今回のシステム開発は、作業ミスの低減を主目的とし、副次的に作業生産性向上及び属人的作業軽減を目指した。加えて一連の作業中に自動記録したデータにより、どのカゴ台車(固有番号付き・総数600台)へ、何時どの商品を積み込んだのか把握することにより問合せへの返答や後の調査に有効活用。同時にカゴ台車の未返却や滞留を防いでいる。
※制御及び操作ソフトウェアを含む全システムについて、MicrosoftVisualStudio + SQLServer2016で弊社情報システム部にて開発を行った。
バーコードスキャンと音声指示のみで作業が完結
バーコードスキャンをトリガーとして、システムからの音声指示により入荷検品・出荷検品・カゴ台車入出庫管理を行う。
ハンディターミナルやタブレットPC等の画面を一回一回目視せず、バーコードスキャンと音声指示のみで仕分け検品が完了できる。
02Advantage
自社開発の
ボイスピッキングシステム
市販されているボイスピッキングシステムに対しての利点をご紹介します。
音声指示と同時に周囲の音も聞くことができる[骨伝導ヘッドセット]
手ぶら(ハンズフリー)仕分け検品ができる[リングスキャナ]
全て汎用機器を選択することで導入コスト抑制と代替品の入手性を確保
03Feature
各機器及びシステムの特徴
01.バーコードスキャン用Bluetoothリングスキャナ使用
Bluetoothリングスキャナは、ハンズフリー化実現のため選択。
02.音声認識用Bluetooth骨伝導ヘッドセット使用
Bluetooth骨伝導ヘッドセットは、音声指示を受けながら周囲の音も聞くことができるよう選択。
03.入荷検品&ラベル発行に使用する移動式カート
入荷移動式カートには、主に災害時やキャンプ等で使用される汎用充電式ポータブル電源を使用。自社センター内無線LAN設備に接続し、作業場所の移動にも柔軟に対応。
04.出荷検品に使用する移動式カート
出荷移動式カートには、汎用ノートPCを載せて使用。ノートPCと骨伝導ヘッドセット&リングスキャナ間はBluetooth無線通信を行うため、出荷移動式カートと実際の仕分け場所が離れていても(15m位までOK)作業可能。
05.スキャン未了や各種調査を行う画面
最初のプログラム立ち上げ以降は、基本的に画面を見ずに音声指示で作業を行うが、何らかの調査や調整が必要な場合のみ画面上での操作を行う。
06.進捗状況表示画面
入荷検品及び出荷検品の進捗状況のリアルタイム表示を行う。作業場所に誰もが見られる状態で表示されているため、本日の進捗状況を簡単に把握できる。